成長…

『これだけ塾の先生をしていると、

生徒の一人一人が、

どのくらい偏差値が上がるかおおよそ検討がつく。』

 

というと聞こえはいいが、

少しくらい教えたことのある人ならだれでもわかる。

 

なぜなら、

以前のブログにも書いたけれど、

成績が上がる生徒には条件がある。

その条件への当てはまりの度合いで、

上がり幅が変わるだけ。

 

つまり、普段の様子を見ると、

どのくらい伸びるかどうか誰でもわかる。

 

人の話を素直に聞けない人…

忘れ物が多い人…

勉強量が少ない人…など、

そのような人に成長が見込めるはずがない。

 

これが、他人の話であれば、

『当たり前』と納得してもらえるのだけど、

自分の事としては考えることができない。

というより、考えたくないのかもしれない。

考えると、きついことが待っているから…

 

でもね、

ある意味、成長とは傷つくことかもしれない。

きついことや苦しいこと、嫌なこと、

そういったもので、

自分を磨いて磨いて、磨き続けることで、

その傷から、内なる光が漏れてくる。

 

つまり、それが人としての『魅力』であり『成長』だと思う。

 

これからの世の中、

勉強がすべてではない。

だけど、自分を磨くための道具としては

『最良』であると思う。

 

中体連まであと少し。

こんな時だからこそ、

負けずに楽しんでほしい。

心からそう思います。

 

『苦労なき道に成長なし!』

真剣に楽しむことは、苦労すること。

大いに楽しもう。

 

機会があれば、

親や先生、先輩に聞いてみて。

『どんな時に、成長したと感じた?』と。

きっと、いろいろな話が聞けると思うよ。